良いペット葬儀社の選び方(7つのポイント)

あすかの郷においでになる方には、ペット葬儀業者の利用が何社目か、というお客様も少なくありません。彼らはなぜ、以前にお世話になった業者のところでペット葬儀をしないのでしょうか。

大切な家族を失った悲しみの中、急を要するペット葬儀社選びで、しかも初めての経験であれば、良いペット葬儀社を選ぶための判断基準さえわかりません。

このコーナーは、1人でも多くの飼い主様が、最初から良い業者と出会って、安心して満足のいくペット葬儀をあげられるように、業者の目から見た「良いペット葬儀社」について、あくまで私見としてのアドバイスをさせていただきます。

お客様の感想(お客様の声)に注目

もちろん、どこの業者も「良い感想」しか掲載しませんが、それでも、実際に利用した方々の感想を知ることで、HPに書かれていない現場の応対やサービス状況をうかがい知ることができます。 HPで比較する時には、まず「お客様の感想」に注目するようにしてみましょう。 また、そうしたものを掲載していない業者もありますが、掲載するメリットがあるのにそれをしないのは何故なのか、を考えてみると良いでしょう。

祭壇があるかどうかはポイントです

ペット葬儀の際、そこに祭壇があれば、火葬の前にもう1度きちんとしたかたちで最後のお別れをすることができます。 そしてもちろん、祭壇があることでペット葬儀後も、一周忌・三回忌・七回忌など法事も含めてその業者にお願いすることができます。 したがって、業者が亡くなったペットを「大切な家族」ととらえているのなら、祭壇があってしかるべきです。 反対に、物質的にとらえて火葬受注の回転数だけを考えているペット葬儀社にとっては、不要な物であるわけです。

移動火葬車に関する誤解について

初めてペット葬儀を依頼する時、移動火葬車を魅力的に感じる方も少なくありませんが、実際には町中で火葬をするわけにいきませんので、つまりは本格的な固定炉を持っているのか移動火葬車で代用しているのか、と考えてみると良いでしょう。
固定炉(火力が強い)は火葬時間も短く、お子様でも充分に火葬に立ち会って葬儀を行なうことができます。
「以前の業者は時間にせかされて嫌だった」というご意見をよく耳にしますが、火力の弱い炉では火葬に時間がかかり、次の予定との兼ね合いで、せっかくの最後のお別れが、慌ただしく味気ないものになってしまいがちなようです。
つまり固定炉を持っているということは、お客様に対してできるだけ立会い火葬で、最後の最後まで心から見送っていただけるように、という業者の思いの表れなのです。
(固定炉を持っているか否かは、大型犬に対応しているか否かで判別できます。あすかの郷では小動物から大型犬まで安心してペットの火葬・葬儀をお任せいただけます。)

ペット用棺桶に関する誤解について

これは実際に立会い火葬で集骨を体験することで初めてわかることですが、段ボール製などのペット棺桶を使用すると、燃えカスがお骨の上を覆ってしまい、きれいにお骨上げをすることができなくなってしまうのです。 一見、棺桶を販売してくれることは親切なサービスのようにも思えますが、最後のお骨上げでそれを目の当たりにした時のお客様の気持ちを察するなら、余計な商売をしないこと、欲しいと言われても制して説明をすることの方が、ペット葬儀社としては、本当の親切であるように思います。

立会い火葬の送迎サービスを確認

当たり前のように思える送迎サービスですが、実際、深い悲しみの中にあるお客様と閉鎖された車内で時間を共にするのは案外難しいものです。 うかつに喋れば気分を害すかもしれませんし、黙っていては気まずい時間になります。
つまり送迎サービスは、ペット葬儀社が、優しいコミュニケーション力とお客様の気持ちを察する配慮深さを持っていなければ、困難なサービスであるとも言えます。
お車をお持ちの方にとっても、ぜひチェックしておくべき項目でしょう。

価格も大事。でも最後は総合評価

これはもう当然の話で、確かに料金はたいへん重要な判断基準の1つですが、それが全てではありません。他のどんなお買物やサービスでも同じことです。 大切な家族との最後のお別れなのですから、ただ安く、流れ作業としてのペット葬儀を望んでいる方はいないはずです。
もちろん、高すぎてもいけません。 どれだけ心を込めて、手厚く行なってもらえるのか。 あくまでも、そうした要素と総合判断しなくてはならないことをお忘れのないように。

最大の決め手は電話応対にあり!

候補となる複数のペット葬儀社に、それぞれ電話をするのは面倒です。 ましてや、電話が苦手な方や、断る自信がない方にとっては、苦痛が伴うかもしれません。 でも、たとえ同等の施設・同等の料金・同等のサービス内容でも、実際にどんな人がどう対応してくれるのか次第で、まるで別のものになるのがサービス業です。
逆に言えば、仮に少しくらい遠かったり、他社より見劣りするところがあったとしても、心温まる対応とサービスがあったなら、「このペット葬儀社さんで良かった」と、心から満足することができるはずです。 それを見極めるためには、やはり電話をかけて「人」と直接話してみることです。
良いペット葬儀社かどうかを見極めるためのポイントは、商売の話よりも先に、遺体の安置方法その他、まずお客様ご自身や亡くなったペットのことを考えてくれたり、親切に相談にのってもらえるかどうか、だと思います。
候補となるペット葬儀社を選んだら、まず1軒ずつ電話してみましょう。
そして、気に入らなければ勇気を持って断って下さい。
大切な家族との最後のお別れなのです。 飼い主として、亡くなったペットのためにも、安心して託せる良いペット葬儀社を、責任を持って選んであげて下さい。